仁田原 祐

福岡県出身。6歳よりピアノを始める。

2020年、オーストリア、ザルツブルクで開催されたモーツァルト国際コンクールにて第３位入賞。2019年にはモロッコフィルハーモニーオーケストラ国際コンクール第１位、加えて聴衆賞、オーケストラ賞を受賞。その他にも、フンメル国際ピアノコンクール(スロバキア)第1位、サンタンデール国際ピアノコンクール(スペイン)入賞、ピアナーレ国際ピアノコンクール(ドイツ)入賞、安川加壽子記念、PTNAの各コンクールで第1位を受賞等、国内外のコンクールで入賞を重ねている。

室内楽奏者としても活動しており、2019年スウェーデン国際デュオコンクールで優勝。また2018年エネスク国際音楽コンクール(ルーマニア)では史上初めてヴァイオリン、チェロの両部門で最優秀伴奏者賞を受賞した。その他、世界的巨匠であるピエール・アモイヤル氏との共演や、スイス・ローザンヌで開かれた室内楽アカデミーでのベストデュオ賞受賞など、多方面で活躍している。

メニューイン音楽祭(スイス)やシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭(ドイツ)等のヨーロッパ主要音楽祭に招待され演奏、アムステルダム・コンセルㇳへボウ(オランダ)ではソロリサイタルを行った。RTVEシンフォニーオーケストラ、モロッコフィルハーモニーオーケストラ、スロバキアフィルハーモニー管弦楽団、メニューイン音楽祭祝祭オーケストラ、ザルツブルク・オーケストラソロイスツ、九州交響楽団、藝大フィルハーモニア等と協演。

​東京藝術大学附属高校を経て、東京藝術大学を首席で卒業。在学中にはヤマハ音楽振興会奨学生に選ばれる。同大学院を卒業後、文化庁新進芸術家海外研修制度研修生、明治安田クオリティオブライフ文化財団留学奨学生としてオーストリア、ザルツブルク・モーツァルテウム大学に留学。ソロ、室内楽をパーヴェル・ギリロフ氏のもとで学ぶ。
これまでに野沢優子、多美智子、江口玲の各氏に師事。
モーツァルテウム大学ピアノソロ、室内楽の各科を最高点で卒業後、2020年10月より同大学にて教鞭を取りながら、日本はもとより、韓国、中国、ヨーロッパ各地でソリスト、室内楽奏者として演奏活動を行っている。